ショアジギングはどんな場所ですればいいの?場所の選び方やポイントを解説!

青物をターゲットにしたショアジギングでは、「釣りをする場所で釣果が左右する!」と言っても過言ではないでしょう。同じ釣り場でも先端にいる一部の人だけ釣れており、その他の場所ではさっぱりなんてことも珍しくありません。そのため釣りをする場所選びが非常に重要となります。

あなたがよく足を運ぶ釣り場で釣果が良くない場合や、他の人が釣っているのをほとんど見たことがない場合などは、一度釣り場を変えてみるのもいいでしょう。

この記事ではショアジギングの場所選び方やポイントについて詳しく解説しています。釣果があまり好ましくないアングラーの方はぜひ参考にしてください。

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ショアジギングに適した場所

近年釣り人が捨てるゴミが問題となっており、「釣り禁止」になっている釣り場がたくさんあります。
「立入禁止」や「釣り禁止」の看板がある場所へは立ち入らないようにしましょう。
釣り場ではゴミを捨てないようにし、必ず各自持ち帰るようにしましょう。

ショアジギングをする場所は、大きく分けて次の3ヶ所になるでしょう。

堤防・沖堤防

漁港などにある堤防は日本全国どこにでもあり、最もポピュラーなフィールドの1つ。堤防は比較的足場が良く、手軽に釣りをすることができるため、入門者の方はまずここから始めましょう。

そして堤防には「内向き」と「外向き」があり、青物を狙う場合は、潮通しの良い外向きで釣りをしましょう。外洋に面している外向きは、消波ブロック(テトラポッド)が積まれていることが多いのですが、テトラポッドの上は滑りやすい上に足場が不安定なため、十分に気をつけて釣りをしましょう。

沖堤防

次に陸地とつながっていない沖堤防は、渡船を利用し沖合にある堤防へ渡してもらいます。潮通しが抜群によく足下から水深もあり、堤防自体がストラクチャーになっています。そのため魚影が濃く、大型サイズが狙えるフィールドです。

サーフ

海水浴をするような遠浅のサーフではキスなどが釣れますが、青物の回遊はほとんどなく、ショアジギングには不向きな場所です。

遊泳禁止のような急に深くなっている地形のドン深サーフでは、青物の回遊も望めショアジギングに適しています。また砂浜に限らず岩がゴロゴロと転がっているゴロタ浜でも可能です。

地磯、沖磯

堤防やサーフと比べるとハードルが高そうなフィールドが磯場です。足場も悪く上級者向けの場所と言えるでしょう。

磯場は地形変化に富んでおり、潮通しも良いことが多く、ベイトフィッシュの通り道や溜まる場所となるため、ベイトを追って青物の回遊も多く見られます。また磯場はビッグワンサイズが釣れる可能性がある夢のフィールドです。

しかし危険とも隣り合わせのフィールドとなるため、ライフジャケットや磯靴などの安全装備は欠かせません。入門者の方はまず堤防やサーフなど比較的足場の良い場所で腕を磨いてから、地磯・沖磯にチャレンジしましょう。

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場所選びのポイント

ショアジギングをする場所に加え、次の4つのポイントを加味しながら場所を絞っていきましょう。

Point① 潮通しが良い

潮通しが良い場所というのは、潮の流れ(潮流)の影響を最も受ける場所です。堤防の角や先端、岬や半島をイメージするとわかりやすいでしょう。 潮通しの良い場所では潮の流れによって渦やヨレ、潮目などができます。そのような場所では海中の酸素量も豊富で、プランクトンやベイトフィッシュとなる小魚も多く、それらを求めて青物が回遊してきます。

同じ堤防でも内向きで青物が釣れることは少なく、大抵は外洋に面した潮通しのいい先端付近で釣れることがほとんどです。そのため潮通しの特に良い先端付近は「一級ポイント」と言われるが由縁です。

Point② ベイトの有無

青物はアジやイワシなどのベイトフィッシュを追って常に回遊しています。サビキ釣りでアジやイワシなどが釣れているなら、青物が近くにいる可能性は高いと言えるでしょう。

また青物は河口のような汽水域でも、ベイトがいるなら積極的に回遊してきます。逆にベイトが居ない所に回遊してくる可能性は非常に低いと言えます。

Point③ 水深がある

ショアジギングで青物を狙う場合、基本的に水深のある深場のほうが釣りやすいと言われています。そのため水深は5m以上の場所を目安に選ぶといいでしょう。

深場のほうが水温や潮流が安定しており、瀬などにベイトがつきやすい環境が整っているからだと考えられます。

とはいえ、水深が5m未満のフィールドでもベイトを追って青物が活発に浅場に入ってくるケースもあります。浅場でもベイトがいるようであれば、水深はあまり拘らなくてもいいでしょう。

Point④ 地形変化がある

地形変化のある場所では、潮目ができたり潮の流れに変化が見られます。特に磯場は地形変化に富んでいるため全ての魚が集まる傾向にあります。

堤防やサーフであれば「カケアガリ」と言われる浅場と深場の境界線には、小魚が群れることが多く青物もそういった場所を回遊します。そのためそういう場所に積極的にルアーを通すことで、釣果アップにも繋がるでしょう。

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まとめ

最後にもう一度、ショアジギングの場所選びやポイントについてまとめておきます。

【 場所の選び方やポイント 】
  •  潮通しが良い
  •  水深がある
  •  ベイトが豊富
  •  地形変化がある

ショアジギングで青物を狙う場合は「ある程度の水深がある」「ベイトフィッシュが豊富」「潮通しの良い場所」「地形変化がある」4つのポイントを意識しながら場所を選定しましょう。しかし、いくら条件の揃った場所であっても青物は神出鬼没なため、回遊がなければ釣果は得られません。そのためショアジギングはボウズ(釣果がないこと)は当たり前という気持ちでめげずに頑張りましょう(笑)

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近年ではSNSの普及により、リアルタイムに釣果を確認できるようになりました。そのため釣れている場所に行くことが一番釣果に繋がでしょう!