【インプレ】ディアルーナS100MHを1年間使ってみた!

シマノからリリースされている「ディアルーナ」は、入門者~上級者まで様々なアングラーが使用する人気のシーバスロッドだ。

シーバスゲームに限らず、タチウオやフラットフィッシュ、青物など様々な魚種をターゲットにでき、汎用性が高いことも魅力に繋がっている。

そんな「ディアルーナS100MH」をライトショアジギングで1年ほど使ってみたので、レビュー(インプレ)を書いておこうと思う。

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シマノ/ディアルーナ

ー ディアルーナが人気の理由 ー
  •  2万円以内で購入できる
  •  ロッドの自重が軽い
  •  ハイパフォーマンスでコスパ抜群
  •  ラインナップが豊富
  •  様々な釣りに流用でき汎用性が高い

まずディアルーナのラインナップや特徴について、簡単に触れておきます。

ラインナップ

品番全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)適合ルアー
ウェイト(g)
適合ラインPE(号)リールシート
位置(mm)
カーボン
含有率(%)
本体価格(円)
S86L-S2.592133.31080.83~210.3~1377※U99.628,500
S86L2.592133.31151.65~250.4~1.2377※U99.727,000
S90L2.742141.01201.65~250.4~1.2392※U99.727,500
S86ML2.592133.31211.76~320.6~1.5377※U99.727,500
S90ML2.742141.01281.76~320.6~1.5392※U99.828,000
S96ML2.902148.61351.76~320.6~1.5407※U99.828,500
S100ML3.052155.91441.76~320.6~1.5422※U99.829,000
S106ML3.202163.51451.76~320.6~1.5437※U99.829,500
S96M2.902148.61411.88~450.8~2407※U99.829,000
S100M3.052155.91551.88~450.8~2422※U99.829,500
S106M3.202163.51661.88~450.8~2437※U99.830,000
S110M3.352172.01741.88~450.8~2462※U99.830,500
S96MH2.902148.61611.810~561~2.5407※U99.829,500
S100MH3.052155.91701.810~561~2.5422※U99.830,000
S106MH3.202163.51751.810~561~2.5437※U99.831,000
出典:SHIMANO

技術特性

出典:SHIMANO

 スパイラルX
・ ハイパワーX
・ タフテック(S86L-S)
・ マッスルカーボン
・ パーフェクションシートCI4+(スピニング)
・ ステンフレームKガイド

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ディアルーナS100MHのレビュー(インプレ)

とにかく自重が軽い

ディアルーナS100MHの自重はなんと170g!

今まで使用していたライトショアジギングロッドの自重は230gほど。およそ60gも軽くなったことになる。最初にディアルーナを持ったときは、軽すぎて心配になるほどの重さであった。

シーバスロッドは専用のライトショアジギングロッドに比べ、パワーの面では劣ると思うが、圧倒的に自重が軽いことが魅力である。

自重が軽くなったことでロッドワークもしやすく、長時間キャストしていても体への負担を軽減してくれる。

青物はいつ回遊してくるかわからない。ルアーを長く海に入れておくため、いかに多くの回数をキャストできるかが重要だと個人的に思っている。
そのため自重が軽いということは、キャスト回数の増加に繋がるはずである。

シーバスロッドはグリップエンドが短い

上:ディアルーナ 下:コルトスナイパーBB

シーバスゲームではミノーなどのルアーを多用することが多く、巻きの釣りが主体となる。そのためジャークなどロッドワークの際に、操作性を重視してなのかグリップエンドが短く設計されている。

グリップエンドが短いということは、ライトショアジングでメタルジグを操作する際、グリップエンドを脇にしっかりと挟み込めないのである。

これはディアルーナに限ったことではなく、シーバスロッド全般に言えることだ。

バットのみダブルフット、その他はシングルフット

バットはダブルフット
シングルフット

ショアジギングロッドは強度と耐久性を重視し、すべてのガイドが「ダブルフット」になっている。それに比べシーバスロッドは軽量化を重視しているのか、「シングルフット」が多用されている。

ディアルーナS100MHについては、バットガイドのみダブルフットになっており、その他はすべてシングルフットになっている。

購入時は気にもしていなかったが、シングルフットが多いことで強度と耐久性が心配ではあるが、今のところ問題もなさそうだ。今後不具合などが出てくれば追記していきたいと思う。

シャキッとしていてハリがある

ディアルーナはファーストテーパー寄りのロッドである。ブランクスはシャキッとしたハリがあり、キャスト時の振り抜けも良く、アキュラシーも高くなったように思う。

しかしシーバスを専門で狙うのであれば、100MHに限っては少しティップにハリがありすぎ、シーバスのショートバイトを弾いてしまうのではないかと個人的に思う。
シーバスのみを狙うのであれば、ワンランク下のMやMLがいいだろう。

逆にティップにハリがある分、30~45gのメタルジグはキビキビとシャクれているように思う。

軽量化されつつもパワーは十分

50cmまでのハマチであれば、ロッドはまだまだ余力があり、難なく釣りあげることができた。
このサイズまでであればディアルーナのMLやMパワー(硬さ)で事足りるだろう。

魚の引きのパワーは、サイズもさることながら重量によっても左右される。よく肥えたワラサ(メジロ)までのサイズであれば、ロッドのポテンシャルを十分に発揮でき、魚の引きを堪能することができると思う。

上の写真の魚はベイトを食べてよく肥えており、サイズは60cmほどだがなかなかのパワーがあった。この時はティップからベリーまでよく曲がったが、まだバットに余力があった。100MHはそのくらいパワーのあるロッドだと思う。

ブリクラスの大型サイズになると、足場の良い堤防であれば時間をかけ釣り上げることはできると思うが相当苦労するだろう。

ブリサイズが頻繁に回遊しているフィールドや、磯やテトラ帯であればやはり専用ロッドがおすすめだ。

ディアルーナS100MHに合わせるリールサイズ

シマノの汎用リールであれば、4000~C5000番がタックルバランスも良くベストマッチだと思う。SWシリーズであれば4000番なら手元の持ち重りもない。
磯でのヒラスズキ狙いで青物も混じる場合はSWシリーズが良いと思う。

1本のロッドで様々な魚種を狙うことができる

朝マズメの青物狙いの場合、暗いうちに釣り場へ行き、明るくなるまでシーバスやタチウオを狙うことが多い。
シーバスロッドは感度・ティップの食い込みがよく、軽いルアーからある程度重いルアーもキャストでき様々な魚種が狙えるため、釣り場には1本のロッドだけ持ち込めばいいのだ。

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ディアルーナで様々な魚種を釣り上げよう

ライトショアジングに限らず、タチウオやフラットフィッシュなど様々な釣りを楽しめる「ディアルーナ」は、価格も2万円以内で入手にでき、ラインナップも豊富なおすすめのロッドだと思う。

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