チニングで使うリールはスピニングリールが主流でしたが、近年はベイトリールを使うアングラーも多くなってきました。
というのも、昨今のベイトリールは飛躍的に進化を遂げています。とくにブレーキシステムの進化によりバックラッシュなどのトラブルが少なくなり、ベイトリールの扱いが苦手だった人や、初めて使う入門者の方でも釣りを楽しむことができるようになってきました。
今後ベイトタックルでチニングを始めてみようと考えている方向けに、チニングに適したおすすめのベイトリールや選び方などを解説しています。
チニングに適したベイトリールの選び方
チニングに適したベイトリールですが、以下の点を重視しながら選ぶといいでしょう。
- トラブルレスなブレーキシステム
- スプール径は32mmか34mm
- ギア比はハイギアかエクストラハイギア
- 糸巻量はPEライン0.6~0.8号を150~200m
- ソルト対応
ブレーキシステム
ベイトリールにはキャスト時スプールの回転を制御し、バックラッシュなどのライントラブルを防ぐブレーキシステムが搭載されています。
そしてブレーキシステムにもいくつか種類があり、代表的なものが「マグネットブレーキ」と「遠心ブレーキ」の2種類です。
- 「遠心ブレーキ」・・・キャスト後半の伸びがあり遠投性に優れている
- 「マグネットブレーキ」・・・常に一定のブレーキがかかり続けておりトラブルレス
「遠心ブレーキ」はブレーキの設定なども細かく上級者向き、少し慣れが必要です。入門者の方であれば「マグネットブレーキ」のリールがおすすめ。且つトラブルレスを求めるなら、ダイワのリールがおすすめです。
スプール径
ベイトリールのスプール径にはいくつかのサイズがあり、一般的にバーサタイルな34mmをスタンダードとし、径が大きくなれば重いルアーを投げやすく、小さければ軽いルアーが投げやすくなります。
チニングでは5~14g前後のリグやプラグを使うことが多いため、スプール径は32mmか34mmのものがおすすめ。
ラインの太さや糸巻量
チニングに使用するラインはスピニング、ベイトリールともにPEラインを使います。ラインの太さは0.6~0.8号がスタンダードとなり、150~200mの糸巻量があれば良いでしょう。
ベイトリールはスピニングリールと異なり、スプール一杯にラインを巻かず、ハーフライン巻きにすることにより軽いルアーが投げやすくなります。その分はハンドル一回転あたりの巻き取り長は短くなるため、自分が扱いやすいようにいろいろ試してみましょう。
リールのギア比
ギア比は数字が大きいほど、ハンドルを1回転したときにラインを多く巻取ることができます。
ギアには「ノーマルギア」「ハイギア」「エクストラハイギア」がありますが、ベイトリールでは巻取り長の高いエクストラハイギアがおすすめ!
【チニング】おすすめのベイトリール10選
DAIWA/ダイワ
ダイワ/タトゥーラ SV TW
2万円以内で手に入るコスパ抜群のリール。とりあえずベイトリールを触ってみたい方や入門者の方にピッタリ!32mmスプールでトラブルレス。
似たような「タトゥーラTW80」も発売されていますが、トラブルレスを優先するなら「タトゥーラSVTW」のほうがいいでしょう。
ダイワ/アルファスSVTW
2万円ちょっとで大人気のアルファスSVTWが手に入ります。タトゥーラSVTWとの価格差は6,000円ほど。32mmスプールでトラブルレス。チニングにドンピシャで上級者も納得の1台。
ダイワ/ジリオンSVTW
「巻き心地」「剛性」「飛び」どれをとってもハイエンドモデルに匹敵するリールです。スプール径はバーサタイルな34mm。SVブースト搭載でトラブルレスな使い心地!ドラグサウンドありなのも見逃せません!
ダイワ/シルバーウルフSVTW
シルバーウルフSVTWは、ジリオンSVTWをベースにチニング専用にチューンされたリールです。細いPEラインに特化した「SVブースト PEスペシャル」というスプールが搭載されています。
スティーズ リミテッド SV TW 1000S
待望のSTEEZ SV最速ギア比8.5!SV BOOST初のシャロースプールを搭載したSTEEZ LIMITEDデビューします。これを購入できる方がうらやましい。
SHIMANO/シマノ
SLX MGL
2万円以内で手に入るコスパ抜群のバーサタイルリール。とりあえずベイトリールを触ってみたい方や入門者の方にピッタリ!
さらに軽いリグなどを使う場合は、「SLX BFS」もおすすめです。ちなみに「SLX BFS」はドラグ音付きになります。
ブレニアス
シマノのブリ―ムゲームと言えばブレニアスシリーズ。発売から月日は経ちますが、チニング専用設計のリールでもちろん軽いルアーもかっ飛ばすことができます。
シマノ/スコーピオンMGL
スコーピオンカラーで好みの方はこのリール一択でしょう!高剛性のHAGANEボディ内にはマイクロモジュールギアを搭載。バーサタイルな34mmのスプール径。
シマノ/メタニウム シャローエディション
ダイワのジリオンSVTWと悩まれる方も多いはず。バーサタイルな34mmスプールでこのリールを買っておけば間違いないでしょう。シャロースプールモデルは3.5g〜14gのルアーを快適にキャストできるでしょう。
シマノ/アルデバランMGL
2018年モデルですが、性能は間違いないでしょう。浅溝NEWマグナムライトスプール(MGLスプール)を搭載。32mm径スプール搭載により、チニングで使用頻度が高い7~14gクラスのルアーをストレスなく使えます。
ベイトタックルでチニングを楽しもう!
いかがだったでしょうか?メーカーの開発努力により、比較的安価で実用性の高いものが手に入るようになっています。ベイトタックルに興味のある方は、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?
またベイトタックルを始めて使うという人は、トラブルが少ないダイワ製品のほうをおすすめします。