バチ抜けが起きる時期は、シーバスが積極的にバチを捕食するため「バチパターン」の釣りが有効になる。
産卵後で体力を消耗しているシーバスが荒食いをすることで、タイミングが合えば数釣りも楽しめる時期でもある。
そんな「バチ抜け」についてバチパターンのおすすめルアーや攻略について紹介したいと思う。
バチ抜けとは
バチとは海底の泥や砂の中に生息しているアオイソメやゴカイ類などの総称の事。
イソメやゴカイなどにもいろいろな種類があるが、その手のものをひっくるめて「バチ」と呼んでいる。
そのバチが産卵のため、一斉に泥や砂の中から這い出て水面を浮遊し流れる。
これを釣り人は「バチ抜け」と呼んでいる。
バチ抜けの時期
地域やその年の気候によっても前後するが、はやいところでは12月ごろからバチ抜けが始まる。
一般的には2月~6月ごろまでが、バチ抜けパターンが成立する時期となることが多い。
東京湾では2月ごろからバチ抜けが始まると言われており、西に行くほど時期が遅くなり、大阪湾では春ごろからバチ抜けが始まることが多い傾向にある。
バチ抜けの時合い
バチ抜けはナイトゲームが基本となる。潮回りは大潮、中潮の潮が大きく動くタイミングで、満潮時から潮が下げていく2~3時間の間が狙い目だ。
ただ小潮などでもバチ抜けは起こるので、地域や潮回り、時間帯によって状況が変化するため、フィールドに足を運び状況を観察することがとても重要となる。
特にシーズン初期はそのタイミングがシビアで、時合も短くなりがち。レンジも表層だけでなく、様々なため一筋縄ではいかないのが特徴だ。
狙うポイント
どんな場所でバチ抜けが起こるのかと言うと、底が泥や砂で流れのあるところであれば港湾部や運河、河川などほとんどの場所でバチ抜けが起こる。
まずバチがいるか、目視でポイントを探していくことが重要だ。
バチ抜けパターンは、橋脚や明暗に関係のないポイントでも釣れることも多く、地形変化や潮目などを狙うといいだろう。
釣り方としてはルアーを上流にキャストし、流れてくるバチをイメージして下流にルアーを流すようにスローに巻くのが一般的なセオリーである。
バチは表層だけでなく、全レンジを漂っている可能性があるため、表層で反応がない場合は、レンジを刻みその日のレンジを探していくといいだろう。
バチパターンおすすめルアー
■ima/Aldente95S
■ima/komomo SF-95 Slim
■ガイア/エリア10
■ダイワ/ガルバスリム80S
■ダイワ/スライ95F
■Jackson/にょろにょろ 10.5cm
■DUO/マニック95S