MCワークスのロッドといえば、大型青物向けの強靭なロッドというイメージではないでしょうか。
そんなMCワークスのロッドですが、ショアジギングやショアプラッキングで使用するライトカテゴリーのロッドも存在します。
それが今回購入した「ストレンジブルー」シリーズ。ストレンジブルーにもたくさんの種類があります。
ホームページを見ていてもロッドパワーが同じなのにドラグマックスが違ったり、ルアーのキャストウエイトが同じなのにパワーが違ったりとよくわかりません…
実際に店頭で触るのが一番良いのですが、ほぼ見かけることがなく、ほとんどの釣具屋に在庫がありません…。
たまたま立ち寄った釣具屋に置いてあったので、リアクションバイトしてみました!
使用感(インプレ)なども含め記載していますので、今後購入お考えの方の参考になればと思います。
MCワークス ストレンジブルー103S スペシャルモデル

SBL(ストレンジブルー)103Sは、堤防・沖堤防から中型青物や、地磯・沖磯からヒラスズキ、青物をターゲットにしたショアジギング、ショアプラッキングロッド。
同じストレンジブルーの106Sをややパワーアップしたモデルとなります。
“70gまでダイビングペンシルの操作を得意とし、ジグの引き抵抗も少なくなるようにアクションをセッティングしている”らしい。
デザイン
MCワークスのロッドには、同一モデルであっても生産方式の相違により、最大3種類のロッドデザインがあります。
ロッド自体の性能はどれも同じとなりますが、バットなどのカラーリング、価格などが異なります。
カスタムモデルは受注キャパの上限があり、納品までには1年以上かかるみたいです…。
スペック

MCワークスのホームページに記載されているスペックです。
ロッドの自重が記載されていませんが、自宅で測ったところジャスト300gでした。多少誤差はあると思うので参考までに。
使用可能なラインですが、ホームページ上ではPE2~3号となっていますが、実際のロッドにはPE2~4号と記載されています。このロッドでPE4号を使うことはないと思うですが、どっちが正しいのでしょうね??
SBL103Sを使ってみたレビュー(インプレ)
まず第一印象はバットが太い‼ ティップが思ったより柔らかい‼
そしてロッドにリールを装着するとき、ロッドを握ったときに違和感がありました。
その原因はリールのロックがダウンロックになっていること。

ロック方式はアップロックのロッドが多いと思いますが、レイジングブル、ワイルドブレーカーなどMCワークスのロッドは上についています。
最初のうちは気になりキャスト時に違和感がありますが、ナットが緩んでくることもなかったのですぐに慣れました。

グリップのエンド部分ですが、自分が購入したものはゴム製になっています。ゴム製なので気にせずロッドを置くことができますね。
キャストフィール

キャスト時はMCワークスの剛竿というイメージは全くなく、以外に曲がるなという印象を受けました。腕力に自信のない自分でもしっかりと振り抜け、クセのない投げやすいロッドだと思います。
よく使用されるルアーの中で、以下のルアーを投げてみました。
- ポップクイーンF130(40g)
- パンプキン140(43g)
- ラピード160F(50g)
- 別注ヒラマサ160F(57g)
- ロックジャーク140S(35g)
- 撃投ジグ(65g)
どれもスペック内の重量なのでまだ余裕があり、もちろん快適にフルキャストできました。
スペック内になりますが、ポップクイーンF160(65g)、撃投ジグ レベル(80g)もキャストしてみましたが、フルキャストは厳しいかなという印象です。
ジグは70g、プラグは60gまでが快適にフルキャストできベストマッチな感じ。
ダイビングペンシルがアクションさせやすいソフトティップ
プラグとジグどちらが得意なロッドかと言えば、間違いなくプラグ向けです。他メーカーであれば、プラグスペシャルに分類されるロッドをイメージされると分かりやすいでしょう。
ヒラスズキで使用する20gほどの軽量なミノーの操作にも優れており、ティップの食い込みもよさそうです。
逆にソフトティップのため、80gのメタルジグを垂らすと意外とティップが入ります。なので重量のあるメタルジグをキビキビとシャクれるようなジギング向けのロッドではないと思います。
パワー
このロッドでの釣行回数はまだ少ないのですが、先日2回目の釣行で55cm前後のハマチを3匹キャッチすることができました。
少し強引にリフトしてみたところ、パワーがありすぎて水面を飛び出してきました!ベイトを食べたパンパンのハマチでしたが、まだまだ余力があるロッドだと実感しました。


SBL103Sにおすすめのリール

SBL103Sに合わせるリールサイズですが、シマノなら5000か6000番、ダイワなら3500か4000番がベストマッチでしょう。
ダイワの4500番もつけてみましたが、やはりロッドに対して手元の自重が重い印象を受けました。またこのロッドであれば使用するラインは2~3号だと思うので、糸巻量を考えても上記のサイズがタックルバランス的にベストだと思われます。
最後に
地磯・沖磯などで大型青物(カンパチ、ヒラマサ)をターゲットにした場合は、もっとパワーのあるロッドが必要となりますが、大型のブリであれば十分に対応できるパワーを秘めたロッドだと思います。
同じようなスペックでゼナックのミュートソニオも検討していたのですが、ミュートスアキュラを持っていることもあり、違うメーカーのロッドを使ってみたくてMCワークスのストレンジブルーの購入に至りました。
MCワークスのロッドは店頭に置いてあることも少ないと思いますので、今後購入をお考えの際は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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