コスパ抜群のダイワ『21カルディア』はやっぱりいいぞ!

近年シマノのリールを購入することが多かったのですが、「21カルディア」が発売されたので、久しぶりにダイワのリールを購入しました。

「21カルディア」はダイワの新素材「ザイオンV」や「モノコックボディ」が採用されており、発売前から話題となっていたリールです。

番手は#2000~#4000までラインナップがあり、シーバス、ライトショアジギングで使用するため「4000-CXH」をチョイス。

購入後、実際に使用しましたが この価格帯!この性能!買いです!

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ダイワ 21カルディアの特徴

発売から2カ月ほど経つため、既にご存じの方も多いと思いますが、まず「21カルディア」の特徴から説明していきたいと思います。

モノコックボディ採用

出典:DAIWA

21カルディアの目玉は何といってもこれでしょう!

ルビアス以上の上位機種にしか搭載されていなかった「モノコックボディ」が、なんとミドルクラスの「21カルディア」に搭載されました。

モノコックボディはボディを一体成形で作ることにより、ビスを固定するスペースを無くし、大口径のドライブギアを搭載することができます。ギアが大きくなることで、剛性・パワー・回転耐久性の向上に繋がるという訳です。

新素材のザイオンV

出典:DAIWA

「21カルディア」は、新素材の「ザイオンV」がボディローターに採用されています。前作の18カルディアは、ボディが「ザイオン」、ローターが「DS5」でした。

素材は上から ザイオン > ザイオンV > DS5 > DS4 という序列になります。

そのためボディはダウングレード、ローターはグレードアップしたことになります。現段階ではザイオンVの剛性や耐久性などは分かりませんが、今後ダイワのミドルクラス以下のリールは、ザイオンVがメイン素材となっていくのでしょう。

デザインが大幅に変更

前作の「18カルディア」はシルバーを基調としたデザインでしたが、「NEWカルディア」はモアザンを彷彿とさせるブラックとゴールドのデザインに変更されました。

実際リールを手に取ってみても高級感があり、万人受けするデザインではないでしょうか。

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21フリームスとの比較

フリームスはカルディアより下位機種になりますが人気があり、購入を考えている方も多いのではないでしょうか。カルディアとどのような違いがあるのか大まかに見てみましょう。

21カルディア21フリームス
モノコックボディ×
ボディザイオンVザイオンV
ローターザイオンVザイオンV
ベアリング
(ボール/ローラー)
6/15/1
価格LT4000-CXH)24,700円19,000円

大きな違いはモノコックボディの有無です。フリームスはモノコックボディではないため、巻上げのパワーや防水性能ではカルディアに劣ることになります。

ラインナップの違いについては、カルディアが#4000までなのに対し、フリームスは#5000、#6000のラインナップがあります。

最後に価格ですが、おそらく実売価格は3,000~5,000円前後の価格差になるのではないでしょうか。

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ダイワ「21カルディアLT4000-CXH」をインプレ

リールの自重とタックルバランス

「21カルディア4000-CXH」の自重は230gあり、前作より5g重くなったことになりますが、4000番で230gであれば、十分に軽い部類に入るでしょう。

ロッドはラテオ90ML-Q(自重133g)に装着してみましたが、持ち重りもなくタックルバランスは良好。

ダイワのロッドであればラテオなどのシーバスロッドや、ジグキャスター90Ⅿやジグキャスターライトなどのよりライトなショアジギングロッドが、タックルバランスの相性が良さそうに思います。

巻上げトルクが向上

購入時に自宅で糸巻きをしましたが、強めに負荷をかけてもグイグイとハンドルを巻くことができ、モノコックボディの恩恵を実感することができました。

鉄板バイブやメタルジグを操作していても、巻きのパワーがあるため、腕など身体への負担を軽減してくれます。

巻き心地

巻きは軽く安定した巻き心地!ミドルクラスのリールであれば、充分ではないでしょうか。

しかし私の個体はハズレだったのか、空回しの際に中で何かに干渉しているのか、シャーシャーと鳴り気になります。マグシールド特有という意見もあるし、こんなものと言われれば納得です。

釣り場では音も気にならず、負荷を掛け巻いてもヌルっとした巻き心地で使用については問題はありません。このあたりはやはり個体差があるのでしょう。

ドラグノブが摘まみやすい

ドラグノブがとにかく摘まみやすく、回しやすという印象です。ノブは少し回すだけでドラグを微調整できるため、ファイト中でも簡単に操作できそうです。
ドラグ性能については、既に実証済みのATDなので問題ないでしょう。

ハンドルノブが滑らず持ちやすい

番手によってノブは違いますが、4000番はT型ノブでラバータイプになっています。乾燥気味な私の手でもしっかりグリップでき、滑りにくくなっています(笑)

評価

モノコックボディが搭載され、巻き上げトルクは確かに向上していますが、4000番に限って言えばライトショアジギングの用途より、シーバスやフラットフィッシュ、サーフ向けかなという印象です。

とは言え、一万円台でこの性能なのでおすすめな機種であることは間違いないでしょう。

リコール点検について

21カルディアシリーズは、一部がリコール対象となっている製品があり、以下の内容がダイワより発表されています。

拝啓

陽春の候、貴社益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。平素より弊社製品に格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

2021年3月に発売致しました『21カルディアシリーズ』につきまして、ハンドル回転時において、当社の定める回転基準に満たない商品が一部混入している可能性があることが判明致しました。
つきましては、対象商品をご購入のお客様でハンドル回転時に異音等の違和感がある場合、検査・お預かりさせていただきたくお知らせいたします。誠にお手数ではございますが、お買い上げの販売店様へお預けいただきますようお願い申し上げます。なお、商品の返却については、弊社到着後約1~2週間での返却を予定しております。その間、大変ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

今後におきましては、本件の原因を徹底的に分析し再発防止へ繋げてまいる所存でございます。何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

出典:DAIWA

対象商品

足裏部のシールに「F-p」「G-d」「G-e」「G-f」と記載のある商品が対象になっています。

ダイワへの点検依頼について

万が一、購入したリールがリコール対象の商品だった場合、以下の方法でダイワへ点検依頼をすることができます。

【ダイワへの点検依頼方法】
  •  購入した釣具屋へ持ち込む
  •  直接ダイワへ送る

私はネットで購入しており、さすがに近くの釣具屋へ持ち込むのは気が引けたため、ダイワへ問合せをしました。すると下記へ直接郵送してほしいとのことでした。送料はもちろん着払いでOK。

【 送り先 】
住所:東京都立川市砂川町8丁目79番地の1
名称:株式会社スポーツライフプラネッツ

※送り状に「21カルディア点検」と記載してほしいとのことでした

ちなみに㈱スポーツライフプラネッツという会社は、ダイワ製品の修理やメンテナンスなどを行っている会社になります。

リール点検後

私の場合、リールを郵送してからちょうど1週間で手元に戻ってきました。問い合わせの際には、2週間ほどかかるとのことでしたが、思っていたより早く返してくれました。

リールと一緒に同封されていた書類には、以下のように記載されていました。

点検の結果、私が購入したリールは問題なかったようです。

そしてハンドルを付けリールを回してみると、点検前より回転性能が良くなったように感じます。もちろん内部も点検してくれているのでしょう。

まとめ

新素材「ZAION V」製のモノコックボディ&エアローターを採用した21カルディアは、1万円台後半で購入でき、コスパ抜群でおすすめ!

入門者はもちろんのこと、中・上級者の方でも十分満足できるおすすめなリールだと思います。