【入門編】ウェーディングの注意点や装備について

水の中に浸りながら釣りをすることを「ウェーディング」と言います。

サーフ、河川、干潟などで、水の中に浸りながら釣りをしている人を見たことはないでしょうか?
釣りをしない人からすると”なぜそこまでしてするのだろう”と疑問に思う方も多いはず。

しかしウェーディングには、釣り人にしかわからない魅力があることも事実。

今回はシーバスのウェーディングゲームについて、安全に楽しむための注意点や装備などをご紹介させていただきます。

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ウェーディングの魅力

・ 自然を直に感じることができる
・ 陸からでは届かないポイントへキャストできる

ウェーディングの魅力はなんと言っても、自然を直に感じることができることに尽きるでしょう。自分のすぐ近くに魚が泳いでいたり、水温や流れの変化を直に感じ取ることができます。

また陸からでは届かないところへ、ルアーをキャストできることも大きな魅力の一つ。流れのヨレへルアーをキャストできれば、より良い釣果が望めることでしょう。

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ウェーディングの注意点

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ウェーディングゲームはメリットも多い反面、危険とも隣り合わせとなるため、以下の点を注意して釣行するようにしましょう。

事前に下見をしよう

河川や干潟では必ずと言っていいほど干満差があります。干潮前後のみしかウェーディングができないポイントもあり、釣りに集中しすぎると気付いたときには水位が上がっており、帰れなくなる可能性もあります。

そのため釣行時は必ずタイドグラフを確認するのはもちろんのこと、干潮時は地形変化を確認し、満潮時にはどこまで水位が上がってくるのか等を必ず事前に確認しておきましょう。

エイに注意しよう

近年海水温の上昇に伴い、エイが非常に多いと言われています。エイがいる場所はベイトも豊富で、シーバスも同じような場所にいることが多くあります。
アングラーは必然的にそういう場所に行くことが多く、エイとの遭遇に繋がります。

エイの尻尾には毒針がついており、エイを誤って踏んでしまった場合は重大な怪我に繋がります。

そうならないためにも、移動の際はすり足で海底の泥や砂地を巻き上げて歩くようにしましょう。またストックなどを活用し、足元をチェックしながら進むといいでしょう。

単独釣行は極力避けよう

ウェーディングをするときには、ウェーダーと呼ばれる胴長靴をを着用しますが、万が一転倒してしまうとウェーダー内に水が入ってしまい、1人では起き上がれなくなる場合があります。

また万が一エイに刺されてしまった場合、1人では歩くこともままならないと言われています。

そのような場合でも2人であれば助けてもらうことも可能ですので、最初のうちはベテランアングラーに同行してもらうようにしましょう。

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ウェーディングの装備

ウェーディングを安全・快適に釣りをするためには、以下の装備が必要となります。

フローティングベスト

ウェーディングに限らず釣りをするなら必要なアイテムです。ウェーディング専用のものは、丈が少し短くポケットには水抜け穴があります。

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ウェーダー

ウェーディングをするには必須アイテムです。ウェーダーにもたくさんの種類がありますが、最初はナイロン素材のものを選べば間違いないでしょう。またソールはサーフならラジアル、その他はフェルトピンのものがおすすめ。

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エイガード

エイガードはエイの毒針を貫通しづらくするためのもの高額にはなりますが、万が一のことを考えると必ずほしいアイテム。インナーに履くものと外に装着するものがあります。

ストック

シーバスゲームでは雨後など濁っているときに釣行することが多く、水の中を確認することが難しい状況下でも、このストックで地形などを確認しながら進んでいくことにより危険を回避することができます。
またエイ対策としても用いられることがありますので、地形変化の少ないフィールドでも重宝するでしょう。

ナイフ

ウェーディング中に転倒してしまい、ウェーダー内に水が入ってしまったときに使用します。ウェーダーの中に水が入ってしまうと、水の重みでうまく身動きを取ることができなくなってしまうため、ナイフでウェーダーを切り、ウェーダー内の空気や水を抜くことができます。万が一のときに備え、必ず携帯するようにしましょう。

ヘッドライト

マズメ時の薄暗い時間帯や、ナイトゲームでは必須のアイテムです。しかしまだウェーディング経験の浅い方や、これから始めようとお考えの方は、まずデイゲームから始めましょう。

安全灯

デイゲームでは不要ですが、ナイトウェーディングでは必需品のフラッシャー(安全灯)。ライフジャケットの後ろに取り付け、常に点灯をさせた状態にします。暗闇の中で自分の存在を他のアングラーに知らせるアイテムです。

ランディングネット

ウェーディング用のランディングネットは柄の長さが短く、水の中で魚を取り込む際には必要不可欠なアイテムです。

まとめ

ウェーディングと言ってもサーフ、河川、干潟、湖、渓流など、それぞれのフィールドに応じて必要となる装備や注意点も異なってきます。

この記事では主に河川、干潟でのウェーディングについて、シーバスをターゲットにした必要な装備や注意点を述べてきました。

これからウェーディングを始める方はぜひ参考にしていただき、安全なウェーディングを楽しんで頂ければと思います。